1月10日（金）に1号館A棟A3教室で、第7回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました。この会は、本学の機能強化構想における「理系」教員養成のためのカリキュラム開発の取組の一環として、真人龙虎斗_新式老虎机-下载平台と附属学校が連携してカリキュラムを開発?実践し、広く学校現場への発信?交流を目的としています。

　まず、藤本卓也教諭（本学附属京都小中学校）から「数学教育における領域間の接続を意識した実践事例」と題して発表があり、中学校の数学の内容の領域間を結ぶ教材を開発?実践することで、一つの数学の問題であっても様々な解法があることや多面的な見方の育成に役立つことについて解説されました。
　また、橋本滉生教諭（京都市立西陣中央小学校）からは「主体的?対話的な活動のための教師のアプローチの在り方」について発表があり、授業で取り上げる問題を、図などを提示しながら児童との対話を通して作ることによって、児童の主体性を高めることや場面把握の促進につながることが示されました。
　最後に、黒田恭史教授（数学科）から「小学校算数と中学校数学をつなぐ　－数から文字へ－」と題して、計算については答えに対する見通しを持たせることの重要性や、小学校2年生から学習する分数という数の難しさについて述べられました。

　学生、教員をはじめ一般の方や高校生など16名の参加がありました。次回は2020年3月27日（金）に開催予定です。